とある日本人『奇跡講座』学習者の困惑

『奇跡講座』は難しい、でも楽しい!

1. 御父ってどちらさま ③<母的神と父的神>

<母的神と父的神>

 

私にとって神とは、母なる自然のことを指す。

この母的神と子の関係は、父的神と子との関係とは性質が違う。それはそのまま、母と子、と、父と子の関係の違いだ。

そりゃそうだ、私たちは親との関係を自分を創った神に投影している。

 

母的神とその子の関係は、母と乳飲み子のように、分かれているようで分かれていない。

私は母の80億人の人間の子の一人で、その他の動植物たちや、空や海や山や川とも兄弟であり、共に母の掌の上で転がされている。各人の出来不出来はあまり問われず、どの子もわりと一緒くたに愛しまれ、ときに理不尽に罰せられ、育てられている。

 

それに対して、父的神とその子の関係は、個と個の関係であり、理性的だ。子は父に対して自己を立ち上げ、父はその生き方を鏡のように照らす。人間は、その他の動植物とは違う存在であり、父に恥じぬよう、責任を持った生き方を求められる……のだと想像する。