3.非二元論ってなんなの? ⑦<too much>
<too match>
いろいろな事情が積み重なり、私は、神秘的なものを断定的に「ある」と表現することに違和感を感じる。
なので私は、『奇跡講座』の表現を過剰だと感じてしまう。
愛や真理や御父や聖霊や天国を、そういう名で呼ぶことが正確ではないと感じ、それらがある、あるいは、いる、と断言されることに懐疑的になり、全体に『奇跡講座』は言い過ぎである、あるいは(不確かなものを「ある」と断言することによって)論理が飛躍していると感じる。
しかしそれは『奇跡講座』が、キリスト教という確固とした概念をベースに、ある、ない、という論理で語られる以上、そういう表現になるのは当然のことだ。
しかも、そもそも神的存在に対して、ずっとふんわりとした理解でお茶を濁してたくせに、ある時点で人生に行き詰まり、自我的判断ではにっちもさっちも行かなくなって、
「神さまって何よ、いるんだかいないんだかはっきりしてよ!」
と絡んだのは、私だったではないか。
だからそんな私にわかるように、『奇跡講座』が、「いる」「いない」で答えてくれたのだ。
神はいる。
あなたはいない。